毎週月曜は勉強会の日
そして今日は私が発表する日でした。
発表テーマは「自宅サーバを立てるときに気にするべきたった三つのポイント」。
なんて釣り臭のするタイトルであることか。
電設部の一年生がそろそろ自宅サーバを立てたがっていると聞いて、
「自分が初めてサーバを立てるときって何をやったらいいのか全然わからなかったなー」
と思い、このテーマで勉強会をやりました。
三つのポイントとして挙げたのは
- サーバの構築
- 回線の設定
- セキュリティに気をつける
ということでした。
やって思ったのが、
・一年と二年にけっこうでかいスキルの差がある
ということでした。(あたりまえだな、これ)
自宅サーバに関しては超初心者である一年生と、実習室のネットワーク管理や
一般公開のWebサーバまで立ててしまう二年生。
今回のテーマは一年生をターゲットにしたようなものだから、
超初歩的な内容で言いわけですが、二年生からは
「気にするべきポイントっていうから電気代とか熱対策のことをやるのかと思った。的外れ。」
という声がありました。
そりゃまぁ自宅サーバつけっぱなしにしたときに電気代がどれくらいになるか、
ってのは気にしたほうがいいでしょうけど、それは最初に気にしなきゃいけないことじゃないと
思うわけです。サーバマシンにWebサーバソフト入れて、外からのアクセスがマシンに届くように
ルータを設定しなきゃ自宅サーバは立てられませんが、電気代がいくらになろうととりあえず
自宅サーバを立てることはできる、と。で、まず一年生が知りたいのは電気代じゃない、と。
こういった需要と供給のすれ違いが発生した原因は、「気にするべき三つのポイント」という
あいまいさを残したタイトルと、ターゲット層や発表概要を事前に明らかにしなかったという点に
あるような気がしました。そして、一年生のみんなは講師の僕だけじゃなくて二年生の先輩たちに
いくらでも訊きたいことがあったはずなので、二年生には講師と一緒に一年生に教える側のつもりで
参加・議論してもらうなどすればもっと有意義だったかもしれない。
例えば、「最低限やらなければならない三つのポイント」というタイトルだったり、
「今回は初心者向けの、『とりあえずサーバを立てる』までの道筋を示す内容です」と開催前に
ちゃんと説明したり、「二年生はぜひ一年生からの質問受けや、発表へのツッコミという形で積極的に
参加するようにしてみてください」とかアナウンスしたり、そういうところをもう少しキチンとやると、
二年生も的外れ感なく参加できたのかな、と思った。
次回以降の教訓としよう。
・タイトルと内容のズレに注意する
・告知の段階で、発表の概要を示しておく
・参加者それぞれが自分の特性を行かせるような立ち位置で参加してもらう