勉強会カンファレンス2009

6/6、勉強会カンファレンス2009に行ってきました。
そして、遅い感想をうp。

すでに超詳細なレポートを上げておられる方もいらっしゃいます。

「勉強会カンファレンス 2009」私的不完全議事録 - 酒と蕎麦と IT と
http://d.hatena.ne.jp/suno88/20090606/1244257705

いやー、刺激的な一日でした。「気付き」が多いというか。
5分に一度くらい「気付き」があって、面白さが止まない感じでした。



動画もUstreamに公開してくれていますので、当日行けなかった人は動画をぜひ。
以下、各見出しがustへのリンクです。


→「エンジニアは朝が弱い」ってことで午前中は目覚まし勉強会。
 まだ頭も回ってないってことでスライドもひらがなにしてくれる優しさ。
 しかし総合司会の芸人社長さん、まっちゃだいふくさん(id:ripjyr)ともに
 テンション高す。
 
 そして会場の諸注意等。コーヒーベンダーいいなぁ
 日本オラクルさんの会場提供のおかげで有意義な一日でした、本当に。
 metaconのML過去ログを見ても、単なる会場提供だけじゃなくてむしろ主催者として
 色々用意・運営してくださったようです。素晴らしい。


→LINDさん(id:lind)による、PHP懇親会の紹介。
 参加すると肉が食えるとか食えないとか・・・?

 日本PHPユーザグループのサイトにある「イベント」のところで
 PHP懇親会の情報をチェックできる模様。んで、チェックしてみた。
 こちらですね。

 その中に「開催の目的」という項があるのだが、そこに書いてある内容が素晴らしいと思う。

開催の目的

いつもPHP勉強会では発表内容がレベルの高いものだったりして発表する方が限られていますが、このPHP懇親会では普段発表されない方が勇気を持って発表できる場を提供したいと思っております。なのでプレゼンが下手だったり5分も話せないとしてもかまいません。

自分が「たいしたことのない」と思っているネタや技術も他の人から見たら実はおもしろかったり、スゴク役に立つ話しだったりすることもあります。また普通の自己紹介をするよりも、興味を持つものや聴いてみたい話しなどを伝えください。大事なのは人前で発表をしたという実体験をして頂くのが目的です。ライトニングトークみたいな軽いのりで美味しい料理とお酒を飲みながら新たな発見を探してみたいとこの会を企画します。

 「勉強会に勉強しに行く奴は素人」というのは最近周りでよく聞く言葉ですが、
 やはり発表や運営という形で参加することで、より有意義に勉強会を消化できるようです。
 しかし、まだ勉強会というものに参加するようになって日も浅い私。
 「発表する」というのは確かに敷居の高さを感じるのも事実。
 (とりあえずその前段階として、参加した勉強会では原則として
  「質問」するという自分ルールを実施中。せっかくその場に
  居るんだし、そこでしか聞けないことをいろいろ質問したいですからねー)

 そんな人に対して、「入り口」を広げてくれているPHP懇親会。
 素晴らしいですね。次回開催日時は未定のようですが、ぜひ行きたいです。
 肉、肉、肉!要チェケラ
 
 そして、この夜twitterでうだうだしてると、
 LINDさんは学校の大先輩であることが判明。
 先輩がPHP懇親会という素晴らしい会を催している、
 勉強会カンファレンスという伝説のカンファレンスで発表している
 というのは後輩として誇らしい・うれしい・頼もしい気持ちです。
 私たちも頑張ります。


igaigaさんによる、高専カンファレンスとTwYMの紹介。
 高専カンファレンス、以前から存在は知ってたけど、高専関係者じゃないと
 関われないのかと思ってたw そうではないんですね。勘違いしてた。
 うーむ、だとしたらぜひとも聴いてみたいネタが満載なので、行ってみたい。
 東京での開催予定は11月の模様
 Googleカレンダに入れといた。要チェケラ


→まっちゃだいふくさん(id:ripjyr)による、まっちゃだいふくメソッドのご紹介。
 意外と男性が甘いもの好き、と。僕も好きです。
 勉強会で頭使ってるんだし、糖分の補給にもなってよさそう。
 まっちゃさんには、うちの教員も先日OSC Shimaneでお世話になりました。
 というかまっちゃさんのテンションすごい!
 芸人社長さんとともに*1総合司会者にふさわしいエネルギーだと感じた。
 まっちゃさんの勉強会にはまだ行ったことがないのですが、
 学生の参加を応援してくださっているということで、
 次回開催時には後輩を引き連れて伺おうと算段中です。要チェケラ

 ああ、いや、7/3の
 「YLUGカーネル読書会セキュアOSユーザ会+まっちゃ445勉強会 合同勉強会」
 は既に申込み済みでした。。。
 TOMOYO Linuxメインラインマージ記念の、すごい勉強会。
 また、色々な方のお話を聞けたり、お話できるのが楽しみであります。


芸人社長さんによる、
 芸人の視点から見た勉強会仕切りのテクニック等のご紹介。
 場の仕切り方や進行の仕方を研究、科学しているようだ。
 Falesafeな考え方、理解できたと思います。
 先日学内の勉強会で、僕が講師として「MTGの司会」や「プレゼン技法」に
 ついてセッションがあったのだが、芸人社長さんのセッションを聴いてから
 学内勉強会やってもまた面白かっただろうな。と思った。


→いつもお世話になっております、IT勉強会カレンダーのはなずきん(id:hanazukin)さん。
 IT勉強会カレンダーを始めて見たときは、思わず「すんげーー」って呟いたのを
 覚えてます。そのうち、電設部IT勉強会も載せてもらえるように頑張っていきます。
 そして、勉強会の告知・参加申込みツールの比較・紹介。色々あるなぁ
 今のところ僕は学内のみをスコープとした勉強会だけをやっているけど、
 それでも学科間をまたがってコラボするときとか、やがて外部に公開する勉強会を
 開催するときなどのために、参加者の管理方法については色々なツールを
 試しとこうと思った。


→目覚まし勉強会オープニングの漢字版!そろそろちゃんと頭が回りはじめる時間ということか。


→主催者であるよしおかさん(id:hyoshiok)、勉強会カンファレンスを開いた 
 ネライ、理由、想いを語るの図。
 まず自分の「半径5メートル以内の人」に、勉強会の価値を伝えていこう、と。
 みんながそれをやろうと。
 まさに学校で今やろうとしていることってのはそういうことだな、と思った。


→社内勉強会を主催されている四名の方より、自己紹介・事例発表をしてもらって
 情報を共有しようというセッション。
 Genesys Lightning Talksさとうようぞうさんをセッションリーダーとして、

  • papandaさん(id:papanda0806) - 人が集まらない勉強会の果てに辿り着いた

   「新しい社内勉強会」

   社内勉強会を主催するようになったか?
 

 という生々しそうな内容。
 なお、僕が勉強会カンファレンス2009に行くことができたのは、以前Debug Hacks Night!で
 kwappaさんが誘ってくれたからです。kwappaさん、改めてありがとうございました。
 
 さて、僕が普段主催しているのは学内勉強会なので、
 社会人の方が社内で主催している勉強会とは色々なところが違います。
 予算とか時間とか上司の存在とか参加者のスキルとか。
 でも、そういった違いはともかくとして、勉強会主催者のみなさんは
 それぞれアツい想いを持っているんだということを強く感じました。
 ebackyさんアツい!

 このセッションは、社内勉強会の主催者の方はまるまるケーススタディ
 として食いつけるのだろうけれど、自分としては、「こういう社内勉強会の
 開催ノウハウやケーススタディと同じように、学内勉強会の開催ノウハウや
 ケーススタディ」を色んな学校の学生が語りあうような場があると
 面白いなぁ、と思ったりした。
 とりあえず、来年の勉強会カンファレンスでは「学内勉強会」について
 事例発表したいと思った。あ、でも僕はそのころ卒業しているので、
 後輩が発表してくれるはず(電設部、来年のToDo)。


wikiばなshinoさんによる、「IT勉強会と行政」スタート。
 行政をHackせよ、というメッセージをこめた発表。
 教育基本法の社会教育法、学校教育法を読み、IT勉強会が社会的に
 どのような位置づけになっているのかを把握し、さらに具体的に
 行政の支援を得るためのノウハウを話すセッションでした。
 IT勉強会ってけっこうオフィシャルに認められうる内容なんだなぁ。
 というかこんな方向からIT勉強会を見つめてみたことがなかったので
 新鮮だった。

 んでも公共施設だとどうしても設備(プロジェクタ、LAN、電源)あたりが
 弱くなるんじゃないかな、と思ったら、横浜へなちょこプログラミング勉強会
 のくにますさん(id:hkhumanoid)、そしてその後の会場との会話タイムで
 やはり話題になっていた。
 
 で、途中で「教育機関Hackってのはどうなの」みたいな話も出たりして、
 高見知英さん(id:TakamiChie)が「自分の卒業した学校に、勉強会の場所貸しを
 打診したら「前例がない」という理由で、料金表も出せない用意してもいないので
 貸せないと言われた。学生も学校も現状で満足してる、上を見ようとしていない」
 というようなことをおっしゃったので、「上を見ようとしてる学生もいるもん」と
 思ってそう発言した。

 その後、よしおかさんの「大学は18〜22のマーケットだけを見ていてもったいない」
 「まだ我々が、相手が行政だろうが教育機関だろうが、その相手にメリットを
 説明できていないだけなんだ」というメッセージがアツかったです。

 shinoさんの「RFC的におかしいメアドを指摘しちゃう主婦」の話おもしろかった。
 現在が一番ITリテラシーの差が広すぎる時代なのかな、というのは確かに
 そうなのかも知れない。

 最後、よしおかさんが「もうビアバッシュの時間なんですが」と〆。
 ご自身の発表予定を飛ばして、ビアバッシュ〆。さすがです。ぱねぇ。


・というわけで

 来年の勉強会カンファレンスで、また有意義な時間が過ごせるように
 たくさん勉強しておこうと思った。来年はもっとしっかり運営のお手伝いをしよう。


・ビアバッシュも参加し、懇親会大会議も堪能させていただきました。
 LINDさん仕切りの、とても楽しい懇親会大会議だったんだけど、
 会場中は酔っ払っていて色々なベクトルを持ったコミュニケーションが
 渦巻いていましたな。カオス。
 みんな声がでかいもんだからLINDさんのマイクの声も聞こえず、
 だんだんLINDさんを中心に半径1mくらいまで近づいてはちょっと離れ、
 という無限ループなアルゴリズムでした。

*1:6/14追記